2017年3月25日土曜日

テロに遭ったら

今週水曜日にロンドンのウェストミンスターでテロ事件がありました。

お亡くなりになった方々や負傷した方々、そしてそのご家族・友人の方々のことを思うと、やるせない気持ちです。


2005年のロンドン7/7同時爆破テロがあってから、かなりいろいろな対策が取られ、また2015年11月のパリ同時多発テロ以降は、いつかはロンドンも同じようなテロに遭うだろうと想定して、テロに遭ったらどうすればいいか、などのガイダンスが一般市民にも広く知れ渡るところとなりました。

私は王立刺繍学校のあるハンプトンコートパレスとボランティア活動をしているセントポール大聖堂の両方からガイダンスを受けましたが、同じ内容で、Run. Hide. Tell.というものです。Run.まずは逃げる(逃げられそうな場合は)。普段から安全な場所への避難経路を確認しておく。Hide.もしも逃げられない状態ならば隠れる。携帯はサイレントモードにして犯人グループに気づかれないようにする。Tell.携帯が使えそうな状態になったら999へ電話して、場所、負傷者の数、犯人グループについてなどなど、できるだけ様子を伝える。
このようなガイダンスを受けてきた私たちは、いつかはテロに遭うかもしれない、と思いながらも、これまで何度も未然にふさがれてきたというニュースを聞くと、イギリスのテロ対策は素晴らしいのだと思って過ごしてきましたし、今でもそう思っています。

今回のウェストミンスターでのテロは、爆発物や銃を使った犯行ではなかったし、普段から多くの市民や観光客が歩いている橋の歩道に車が突っ込んでくるなんて誰が想像したでしょうか。国会議事堂の前で殉職した警察官が銃を所持していれば、なんてテレビでコメントする人もいましたが、どんなに準備をしていても、テロは人々を怖がらせるために突然やってくるのです。


亡くなられた方々への哀悼の意と「私たちはテロには屈しない」という強い気持ちを胸に、普段通りの生活を続けていきたいと思います。

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