2018年10月13日土曜日

ロンドンでステッチショー

久しぶりのブログ更新です。
今年も10月にロンドンのアレクサンドラパレスでThe Knitting & Stitching Showが開催されています。
例年通り私が運営している刺繍の会Kew Stitch Clubの会員の皆さんと一緒に団体割引入場券を購入しました。今年は多忙のため行けるかどうか不安でしたがなんとかスケジュールを調整して昨日行ってきました!ショーのサイトはこちら→
ここからは画像でどうぞ。

アレクサンドラパレスの入り口。今年は天候に恵まれました!
入り口を入るとたくさんの編みぐるみがお出迎え。
私のお気に入りはキング・チャールズ・スパニエルのこの子。

私の尊敬するテキスタイルの歴史家、刺繍家のDr Lynn Hulse。
今年の展示で一番感動したのはJenni Dutton というアーティストのThe Dementia Darnings という展示。認知症のお母様の介護の数年間で写真をもとに作品作り。キャンバスにチュールのネットを張ってその上からウールの糸で刺繍。一連の作品はグッと心にせまるものがあり、人ごみの中で涙を隠すのが一苦労でした。



第一次世界大戦終戦から100年を記念したプロジェクト。Embroideres' Guild
の展示。こちらも心を打たれました。
ニードルフェルトのワークショップに参加したり。
友人であるLes Designs のNikki Delport-Wepenerのデモンストレーションを見たり。
とにかく盛りだくさんな一日でしたが、もちろんお買い物も楽しめました。
こちらのおいしそうな(?)糸はStef Francisのもの。制作意欲がわきます。

アレクサンドラパレスでのショーは今週日曜日まで開催されています。
Alexandra Palace
Alexandra Palace Way, London N22 7AY


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2018年6月16日土曜日

ロイヤルウェディング裏話

英国のプリンス・ハリーとメーガン妃のロイヤルウェディングから4週間たちました。もうすでにいろいろな公務で大忙しのおふたり。
(ロイヤルウェディングの写真は全くないので、代わりにハンプトンコートパレスのローズガーデンの画像をどうぞ)

ご婚約が決まってからというもの、「王立刺繍学校がメーガンのドレスの刺繍をするんですか?」と何度質問されたでしょうか。7年前にウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウェディングで王立刺繍学校がアレキサンダー・マックイーンのドレスに刺繍をしたことが再び注目を集めたようです。
スタジオにもいろいろな取材が来ました。どのテレビ局も一応は「こういった番組の内容で。。。」というような口実(?)がちゃんとあるものの、「ところで何か大きなプロジェクトに取り組んでいるんではないんですか?」と聞いてきたり、「キャサリン妃のドレスのときの話を取材に来たけれど、ホントのところ、メーガンのドレスは?」などと直球で質問がきたり。
たくさんの人々にお伝えしましたが、あらためて申し上げると、今回のロイヤルウェディングでは、王立刺繍学校はドレス制作になにもかかわっていません。あのシンプルでエレガントなドレスはジバンシィのもの、コモンウェルス(英連邦)51か国の国花が刺繍されたというヴェールもジバンシィのチームが制作したのです。
つい最近久しぶりに連絡を取り合った友人から「アメリカのテレビに出ていたね」と言われてびっくりしました。そういえば、ロイヤルウェディング関する番組でのインタビューが行われているときに、スタジオで刺繍をする私たちが黒子のようにぼやけた状態ですがバックグラウンドで写っていたようです。自分の記録になるので、リンクを貼ってここに残しておきたいと思います。アメリカのPBSというテレビ局、日本でいうとNHKみたいな感じのところです。お時間のある時に見てみてください。遠く離れてなかなか会えない方々へ近況報告代わりに私の職場の雰囲気をちらっとでもお伝えできればそれだけで嬉しいです。








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2018年6月9日土曜日

王立刺繍学校で動物の刺繍展

ずっと放置状態だったブログ。久しぶりの投稿です。
現在、私の勤務する英国王立刺繍学校の刺繍スタジオにおいて、Animals in Embroideryという動物の刺繍展が開催されています。


刺繍の技法はシルクシェーディングだけでなく、クルーウェルワーク、キャンバスワーク、ブラックワーク、ゴールドワークなどで、いろいろな動物の刺繍を見ることができます。この刺繍展は今年の12月まで開催されていますが、入場するには事前に予約する必要があります。詳しくは、王立刺繍学校のウェブサイトのページへどうぞ。リンクはこちら。


私がまだディプロマコースに在籍していたころに制作した小鳥のロビンのシルクシェーディングの作品も貸し出してほしいという要請をうけて、展示させていただいています。なにか作品に関して一筆書くように、との指示で、次のように書きました。

「ロビンは我が家の庭によく遊びに来て、私を幸せな気持ちにしてくれます。もしもこのロビンの刺繍作品がほかの人たちにもささやかな幸せを運んでくれるとしたらどんなに素晴らしいでしょう。」

いろいろな動物のさまざまな作品が展示されています。ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

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